【未経験者用】HTMLって何? 最新のHTML Living Standardとは?
この記事の要約 HTMLとはWebサイトを作る際に重要なもので、例えるなら家の骨組みとイメージしたら分かりやすいです。HTML Living Standardは最新のHTMLの仕様となる名称で、単純に現在はHTMLと言えばこちらを指すことが多いです。
Web制作を学び始めると必ず「HTML」という言葉に出会います。しかし、詳しく調べると「HTML5」や「Living Standard」といった複数の名称が出てきて混乱してしまう方も少なくありません。
この記事では現在の世界標準であるHTML Living Standardの概要と、HTMLが持つ本来の役割について、仕様書(HTML Living Standard — Last Updated 17 December 2025)を参照して正確な情報をお伝えします。
ところどころ主観が入っておりますので、何かありましたらメールかSNSよりご連絡いただけたら助かります。
HTMLとは何か?
HTML(HyperText Markup Language)とは僕たちが使うインターネット、World Wide Web(WWW)の核となるマークアップ言語です。
もともとは科学文書を構造的に記述するために設計されましたが、時代の変化とともに進化を続け、現在では単純な文書だけでなく複雑なアプリケーションの構築にも利用されています。
「マークアップ」の意味
マークアップとは、テキストに対して「ここが見出し」「ここが段落」といった意味(構造)を明示することです。ブラウザは、記述されたHTMLを読み込み、その構造に基づいて画面上にWebページとして表示します。
「HTML5」から「HTML Living Standard」へ
かつては「HTML4」や「HTML5」といったバージョンで管理されていましたが、現在はHTML Living Standardという名称が標準となっています。
ポイントは名前は変わったけれど、技術は引き継がれている!
「HTML5」という言葉はあまりにも有名になりすぎたため、今でも「最新のHTML」という意味で便宜上使われることがよくあります。 最近の参考書に「HTML5」と書いてあっても、基本的には「現在の標準的なHTML(Living Standard)」のことを指していると思って大丈夫!
仕様を決める2つの組織 - W3CとWHATWGとは?
2019年までHTML5のルールを決めていたのがW3C(ダブリュー・スリー・シー)という団体でした。
一方で、ブラウザを作っている企業の選ばれし代表者が集まって設立したWHATWG(ワットダブルジー)はHTML Living Standardという仕様を作り始めます。
2つの仕様があることはよくないので、最終的に2019年、W3CとWHATWGは協力して「一つのHTML」を作り上げていくことに合意しました。これ以降、公式なHTMLの仕様はWHATWGが策定する「Living Standard」に統一されています。
WHATWG とは?
WHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group): Apple、Mozilla、Operaのブラウザを開発している代表者によって設立されて、後にGoogleとMicrosoftのブラウザ開発の代表者も加わります。
HTMLのバージョンを表記する方法は廃止し、現在はHTML Living Standardとして統一
HTMLにはHTML4やHTML5がありました。ではHTML Living Standardのバージョンはどうやって表記していくのでしょうか。答えはアップデートを続けてもHTML Living Standardとして常に同じ表記とするようにしました。
Living Standardは恐らく「生きることは標準」という意味ですよね。だから、バージョンで管理するよりは常にアップデートして生き続け、その表記は標準の単語として変わらずに表現したい、そんな思いが伝わりますね。
HTMLの基本構造を簡単に解説
HTMLはテキストを「タグ」で囲むことで構成されます。ブラウザはこれらのタグを解析してコンテンツを表示しています。
タグの種類には下記のように開始タグと終了タグがあるものと、終了タグが不要なものがあります。今は何をしているのか分からなくても大丈夫です。
開始タグと終了タグ必要なもの
<p>テキスト</p>
<div>コンテンツ</div>
のように、単体で機能する形式です。
空要素(終了タグが不要なもの)
<br>(改行)
<hr>(水平線)
のように、単体で機能する形式です。
なぜ「正しく」HTMLを書く必要があるのか?
HTML Living Standardでは、単に見た目を整えること(プレゼンテーション)よりも、「セマンティクス(意味論)が重視されています。
適切なマークアップが重要な理由
アクセシビリティ: 正しいタグ(見出しやリストなど)を使うことで、スクリーンリーダーを利用する視覚障害者や、テキストベースのブラウザを使用するユーザーが内容を正確に理解できるようになります。
保守性の向上: 見た目の装飾はCSSに任せ、HTMLは構造に専念させることで、将来的なデザイン変更や修正が容易になります。
データの再利用: 検索エンジンなどのプログラムが、Webサイトの内容を正しく抽出・解析できるようになります。
まとめ
現代のWeb制作においてHTMLは「バージョン5」で止まったものではなく、常に最新の状態へと更新され続けるLiving Standardです。
最初は「タグを覚えるのが大変」と感じるかもしれませんが、大切なのは「そのテキストがどのような意味を持つのか」を意識してマークアップすること(タグを使って記述すること)です。その一歩が近年ではAIも含めた世界中の誰もが利用しやすいWebサイト作りへと繋がります。
てか、どんな参考だ(汗)
この記事からみたよくある質問
- HTML Living Standardとは何ですか?
- HTMLの仕様(ルール)の名称で、現在はHTMLといえばHTML Living Standardを指すことが多いです。
- W3Cとはどんな組織ですか?
- HTML5などの仕様を決めている組織です。
- WHATWGとはどんな組織ですか?
- HTML Living Standardの仕様を決めている組織です。